歩き茸さん独占インタビュー!
先日・3月に放送された《炎竜編》をもって第1シーズンの放送を終え、いよいよ今週・4月4日(木)より第2シーズンの放送が始まるTVアニメ「ダンジョン飯」。 全国28局・連続2クール放送で大好評を博す本作より、大スター魔物であり第1話からその活躍で作品を盛り上げた「歩き茸」さんに、単独インタビューを敢行した。
大変ご多忙な歩き茸さんだが、今回の独占インタビューのために時間を作ってくださった。
まずは第1シーズンお疲れ様でした。TVアニメも折り返しですね。
ありがとうございます。そうですね。改めて皆さんに自分の存在を知っていただけた、非常に充実したシーズンになったと思います。
第1シーズンでは早速第1話から出番がありましたが、その時のことを伺えますか?
最初はとても緊張をしていたんですが、すごく良い座組だったので。リラックスしてやれたかな、と思いますね。 (マルシルにアンブロシアで)叩かれたシーンが印象的で、あれは頭が凹むくらいしっかり当てていくスタイルだったので、かなり痛くはあったんですが……。それで臨場感をお茶の間にお届け出来たのではないかな、と思っていますね。
第1話より。見事にアンブロシアが、歩き茸さんの脳天に直撃している。
反響などいかがでしたか?
そうですね、すごく大きな反響をいただきまして。自分としても驚いたと言うのが正直なところですね。やったことといえば、いつも通りのことを、自然体でやっただけだったので、これだけの反響を貰えたと言うのは、とても嬉しいことですね。全国の“歩き茸同好会”の会員からも「登場していましたね!」と喜んでいただけました。
登場するにあたって、なにか意識されたことなどありましたか?
んー、まあ特にこれと言って、すごくあったわけではないですが。やっぱり迷宮の一員として冒険者だったり、島の住民だったりに対して、魔物としての距離感だったり、接し方だったり。この辺りは意識していました。 迷宮は昔に比べて人も増えましたし、環境も結構変わっていたりしますが、そういったところもしっかり表現できていたら良いな、と思いますね。
共演されたライオスさん達の印象など、お聞きしてもよろしいでしょうか?
まあ、偉そうに言えることではないかもしれませんけど、すごく頑張っていると思いますね。魔物側の僕から見ても、紆余曲折ありつつですけど、あそこまで進めているということは、素直にすごいことだなと思います。
この作品には様々な魔物料理が出てきますが、そういった料理についてはどう思われますか?
そうですね......(苦笑) 僕が言う事ではないかもしれないですけど、美味しそうですよね(笑) 創意工夫というか、いかに美味しくたべるのか、というところを栄養バランスなど含めてよく考えられているなと感じました。
ご自分の料理についてはどう思われましたか
いやもう全然……それはもう。ねえ? 普通に、自分がフォーカスされることは、すごく光栄なことだなという感じですが。 あ、そうそう、ココだけの話なんですけど、僕、足が美味しんですよ。知らなかったでしょ。これだけでも覚えて帰ってもらえたらと思いますね。
第1話より。歩き茸さんは、大サソリさんやスライムさんと共に、水炊きという形に仕上げられた。
他のモンスターの方だったり、その方の料理はどうみてましたか?
それぞれ、しっかり自分の良さであったり、魔物にもたくさんの種類があるわけで。そういった個性の部分なんかは、発揮することが出来たんじゃないかなと思います。ただレッドドラゴンさんが出演されていたんですけど、ああいった決着というのは意外でしたね。流石にパーティーの人数が減ったライオスさんたちでは……と思っていたので。興奮する展開だったなと思います。
来週からは早速第2シーズンが始まりますが、意気込みなどはありますか
そうですね。まだまだ、色々な、展開が繰り広げられていきます。僕自身、第2シーズンもしっかりがんばりっていきたいなと思っていますので、こうご期待、ということで、お楽しみにしていただければと思います。
ありがとうございます。さて、歩き茸さんは“宣伝マスコット”としても大活躍されていますが、そのことについても伺えますか?
はい。特に放送前の時期には、色々なところに行かせてもらいました。 歩き茸の仲間と役割分担をしまして、僕が最初に飛んだのは小倉(福岡県)でしたね。大きなイベントで舞台挨拶に登壇させてもらって。ステージに上がってたくさんの人の前に立つというのは初めての経験だったので、とても緊張しましたが。熊谷さんや千本木さんと一緒だったので、和気あいあいとした雰囲気はお届け出来たかな、と思います。
それ以外にも各地色々へ行かれていますが、なにか思い出などありますか?
思い出ですか......。そうですね、渋谷にできた中華料理屋さんに、ずっといさせてもらっていたんですけど、あれもなかなかない経験で、楽しかったんですね。 あそこでは大サソリと歩き茸の水炊きが再現されていたんですけど、僕本人からしても、かなり再現度が高かったですね。 来ていたただいた皆さんと交流できたことが、すごくいい思い出ですね。
渋谷ダンジョン飯店での様子。
来場者の方との記念撮影に応じるなど、和やかな雰囲気で鎮座していた。
札幌の雪まつりにも行かれていましたよね?
はい。すごく良い時期に行かせていただきまして。雪まつりで、なんと僕の雪像を作ってもらったんですよ。ライオスさんとマルシルさんと、二人に足を掴まれた僕、ですね。雪像の職人さんが、僕の傘にあるヒダとか質感にもこだわってくださって。ものすごく出来の良いものになったと思います。 あとは会場には結構海外からの旅行者も多くて。国際交流といいますか。貴重な体験でした。
さっぽろ雪まつりでの様子。雪像と同じポーズで記念撮影をする歩き茸さん。
雪像職人こだわりの傘にあるヒダにも注目だ。
ファンとの交流、で覚えていることはありますか?
池袋の年賀状配布イベントにも参加したのですが。来場された方の中に、ご家族連れの方がいて。「ぬりえで遊んでます(※注)」って言ってくれたのは、嬉しかったなぁ。 そうそう。その中のお子さんがね、僕に向かって指をさすんですよ。「お父さん、こいつ足が美味しいんだよ~」ってね。なんだか照れくさくて、直接は伝えられなかったですけど、心の中でありがとうございますと思っていました。 ※注 よいこのまものぬりえ https://delicious-in-dungeon.com/special-ymn.html
プロモーションでは主に2023年の秋頃から活躍した歩き茸さん。
既に季節もいくつか巡り、当時を懐かしむ様子も見せてくれた。
良いエピソードを伺えました。それではそろそろお時間となります。今日から新年度ですから、歩き茸さんの“新年度の目標”を伺うことは出来ますか?
目標ですか。なんだろうなぁ……。 まあでも、こう宣伝で色々なところに行かせてもらって、沢山のファンの方と交流させていただいて。皆さん、僕に会いたいんじゃないかなって思うんですよ。なので、皆さんに今後も会いに行きたいですね。 そしてよく「連れて帰りたい」なんて言ってくださるので。そうですね野望としては一家に一歩き茸。そのために、ぜひ僕をこの姿のままでお届けしたいですね。
一家に一歩き茸(笑) 夢はなかなか壮大ですね!
仲間たちの一部は先んじて、商品化を通じて皆さんに楽しんでいただいるみたいなのですが。アニメでもご自宅でも、僕という存在をありのまま感じていただきたいので、出来れば僕自身の身体そのままを商品に……なんてことが出来たら、やっぱりうれしいなと思うんですよね。
「等身大歩き茸さん」ということですね?
まあ、夢みたいな話なので。結構身体が大きいですから。目標を聞かれたので答えてみましたが。いつか出来たらいいな~くらいに思っています。 でもそれくらいの立派な茸になれるように、今後も努力していきたいと思います。
大きな夢ですね。では、最後に、アニメ視聴者の皆さんへ一言お願いします。
はい。アニメ、ダンジョン飯第1シーズンをご覧いただいて、ありがとうございます。僕もね、微力ながら、このアニメに関わらせてもらっているので、こんなにも愛されているというのが、とても嬉しく思います。 これから第2シーズンが始まります。こちらもすごくいいものになっていて。さらに、皆さんを楽しませることが出来ると思っています。 僕自身も、第2シーズンに向けて、しっかり準備して、望みたいと思うので、ぜひお楽しみにしていただければと思います。
大きな夢と共に、努力を続ける歩き茸さん。
その活躍が第2シーズンでも観られることを祈ろう。
ありがとうございました。歩き茸さんでした。